陶芸フリーコースのMです。
山羊とか羊とかを小窯で酸化焼成してもらいました。電気窯だと薪窯のような偶然性に乏しく均一なのっぺりした作品になりがちなので、どうやってムラや偶然の遊びのある作品を作れるかが課題です。
かしましい山羊や羊たち。無事にお互いや棚板にくっつくこともなく焼き上がりました。
実物の山羊はこんなに首は長くありません。イメージのためにデフォルメしてます。
白化粧を下に塗ってからマグネシヤを掛ければ釉掛け前と同じような純白な体になるのでしょうが土の造形っぽさを出したくて下地の黒土が透ける感じにしました。
体が真っ白の方が綺麗なのでしょうが、見ていて飽きない、愛着が湧くのはより地味で複雑な風合いではなかろうかと。
角は光沢のある黒。直射日光の下では少し金に見えます。
学び
脚を垂直に伸ばさない場合は少し太めに作る必要あり。
体を先端で支えられる本焼き用の道具土の支柱を全てに使うべき。
角は少し太めに作った方が山羊らしさが出る。
ここの黒土はカロリーが低めで釉薬が溶けやすい、流れやすい。角と頭の間には施釉しない緩衝帯を設けるべき。
蹄を黒土焼き締めにすると釉垂れしなくて安心。
素焼用接着剤は役に立たなかった。素焼きで角や耳が折れたら諦めるべき。挽回はできない。
体が真っ白な方がキレイな鉢にはなるとは思うのだよな。比較のために作ってみようか。
何を植えようか考える時間は楽しいものです。